訂正 ジュリー「あなたに今夜はワインをふりかけ」について

20210227 夕

 

みなさん、こんにちは。藤谷蓮次郎です。

今日、私は、私のアメブロに、ジュリー「勝手にしやがれ」に関するエッセイの「4」と、泉谷しげるさんの「眠れない夜」についてのエッセイを公開いたしました。お読みいただけたでしょうか。

同い年の二人ですが、だいぶタイプが違うようであり、筋が通ったパフォーマー・アーティストであるという点では似ているようでもあり…。

泉谷さんに関しては、「春夏秋冬」をお好みの方を腐すつもりは全くないですが、あの象徴性が「詩人みたいで安易だな」という思いを私はどうしても感じてしまうのです。泉谷さんには、具体的な存在同士の対立する心を歌う歌の方が合うように、私は思います。

いつものことですが、ご批判は受けます。

 

沢田研二さんへの文章の方は、いよいよ本丸に入ってきた感じです。今日は安井かずみさん。明日は阿久悠さん。この「4」「5」の部分が、この文章の本質になります。あと、「2」の「a音」の話と。

そこで一つ、ご報告があります。この「2」の文章に、新しい注を加えました。「あなたに今夜はワインをふりかけ」に関するもので、以下のような文章を追記しました。

 

追加注記①(公開後、2021年1月27日追記)

 あらためてCD(「ローヤル・ストレート・フラッシュ」のLPレコードをCDに起こしたもの。一枚物。同じ名前のCD二枚組とは違う)で確認したところ、この歌では「ワ~イィンを」となめらかに歌っていて、沢田研二さんの声に「ワ」と「イ」の間の途切れなどありません。私が誤解していたようです。すみません。訂正します。 ただし、この部分自体の論旨としては訂正する必要を感じませんので、事実とは違うという言葉とともに最初の本文を残しておきます。

 おそらく、子供の頃の私が誤解したのは、「イ」が目立って聞こえたからでしょう。「ワ」の母音(「a音」)を引っぱったまま、口を横開きに閉じかけて発音する「イ」を出すのは難しいため、沢田研二さん自身が次の「イ」の音を揺らしています。試しに、「サイトウさん」「ナイトウさん」「カイトウさん」「タイトウさん」などのお名前を、最初の文字を強く伸ばして発音してみてください。「イ」の方の音が強く聞こえるように思います。ゆえに、実際に綺麗な音で歌うには、「ワ」と「イ」の間に小さく息継ぎをする方が自然だと思い込んだのでしょう。

 いずれにしろ、誤解していたことなので、訂正させていただきます。ですが、論旨としては、この「ワ」の音は伸ばしにくいので、「勝手にしやがれ」に持ち込むならば、「ワ~インの~グラスを手エに」ではなく、「・ワインのグラスを手エに」という、頭に休符をおいて畳みかける形になったのではないかと想像します。

 

 以上のようなものですが、今後も単純な誤字・脱字、他の方に迷惑をおかけするような間違いはすぐに本文そのものを訂正しますが、それ以外は、私自身の間違いであっても消さずに訂正を挟み込む形にします。その方が、文章を書く人間として誠実だと思っているので。皆さんからのご指摘もいただきたいと思っています。

 

 明日も7時半に「勝手にしやがれ」の「5」を公開します。

 今日・明日も含めて毎日、19時には小説を更新します。仕事が見つかるかな?

 

 では、皆さん、明日もよろしくお願いします。

 

      藤谷蓮次郎