ジャーナル 小説「やあ! ブルース・ボーイ!」について

20210220 夜

 

今日の私のアメブロは、朝に「RCサクセションのゲンソウ」の第二章の二つ目のパートを公開しました。明日は、同時刻に、第二章の最後のパートを公開します。ぜひお読み下さい。

 

昼にはご要望のありました、ここまでのジュリー・ショーケンの記事の目次を挙げました。とはいえ、ほとんどの方の目に留まらなかった記事も、私としては大事にしたいと思っておりますので、来週末くらいに目次化できればいいなあと思っています。

 

「やあ! ブルース・ボーイ!」は、どうやらとある地方都市で高校生相手に進路指導教員をしている公立高校の中年男性教師の話です。教員にはなってしまったものの、彼はどうやらスクエア(四角四面の真面目さ。安定した秩序側の真面目さ)の考え方はできないようで、ヒップな(60年代では「反体制的」という表現だったのですが、今はどういったらいいでしょう? 単純な「不良」とも違うし、教員団の好きな「左翼性」とも違います。やや価値紊乱的、とでも言うにとどめましょうか)価値観への共感をもっているようで、それゆえ、教員仲間に対して疎外感を感じているようです。ですが、それが大騒ぎするほど変わったことでもないことを知っている程度には、大人であり、老け込んでいるようです。

彼はどうやら子供のころ、当時としては少しいじめられやすい家庭に育ったらしく、そういう育ちをした自分が学校で何らかの役目を果たすべきだと意気込んでいるようです。が、それが空回りしていることも、自分でも感じています。

つまり、いい年をして、回想と現在の仕事への思考が混じって、彼は悩んでいるんです。

めんどくさい? そうですよね。でも、学校の先生が悩まない時代が来たら、やばいんじゃない?

偶数日の夜7時ごとに更新します。

ぜひ、お読み下さい。

 

全ての記事に関して、ご意見・ご批判のコメントをお待ちします。公開するかどうかは、私にお任せ願いますが。

 

  藤谷蓮次郎

   2021年2月20日