「ロバート」という名の三人の写真家
20211012 夜
「ロバート」と名のつく三人について書きます。といっても、コントのトリオのことではありません。
ファースト・ネームが「ロバート」という三人の写真家で、私がずっと気にしてきた人たちです。
一人目は、キャパ。ロバート・キャパ。戦場カメラマンとして知られている人物です。戦場に飛び込むジャーナリスティックなマナーに、感心しています。今回挙げる三人では一番知名度がありそうですが、私は他の二人に比べると、あまり強く意識していません。
二人目は、メイプルソープ。ロバート・メイプルソープ。あのパティ・スミスのアルバムジャケットで出会って以来、官能と静謐さとユーモアの漂う彼の作品に参っています。
三人目は、フランク。ロバート・フランク。夢と希望と理想の国でアメリカの足下。何も目立ったところのない普通のアメリカを描いた写真集「アメリカ人」を、ケルアックの序文目当てで買ってから、ずっとこの胸にある写真家です。
明日、若い人たちに、この「アメリカ人」の話をします。「アメリカの普通の景色について」というタイトルで。
さて、どんな仕上がりになるか。自分で、ワクワクとドキドキが交錯しています。
藤谷蓮次郎
2021年10月12日