ジャーナル 田村正和さんについて(前半)
20210503 夜
私のアメブロでは、今日からJビートの新作を公開し始めました。
今日はまず、平山みきさんの「冗談じゃない朝」について書きました。平山さんの魅力については、知っている方は言うまでもないことでしょうし、知らない方は、ぜひこの曲と「真夏の出来事」を聴いてみることをオススメします。無料の動画サイトも、有料ネット配信の音源もあるようです。
さて、ここでは、アメブロで脇役を務めていただいた田村正和さんについて書きます。
私は、周囲の友人たちからは、とても頑固で、なんにつけ自分の好みははっきりしていると言われています。ですが、自分ではあまりそういう風には思いません。私の感性ほど、変わりやすいものはないと、自分で知っているからです。
というのも、もともとは大嫌いだった存在に対し、いつの間にか夢中になってしまっていることがあるからです。
例えば、立川談志。落語好きを自認する私にとって、彼のビッグマウスぶりは苛立ちの対象でした。ところが、彼が落語に関して書いた本を何冊か読み、その先人たちに対する評価の的確さを知り、一度は見てみようと思い直し、その高座を見た途端・・・。
また例えば、ビートたけし。漫才ブーム時代の乱暴さを嫌悪していたのですが、彼の映画「ソナチネ」を観て以来・・・。
そして、田村正和さん。あまりにかっこ良すぎるので、キザだな、嫌味だな、としか思っていなかったのです。だから、チェッカーズの曲もヒットした「うちの子にかぎって」までは見ていなかった。それが、「パパはニュース・キャスター」で一気にやられて・・・。この俳優さん、こんなに面白い人だったんだと思い直しました。
私は、何か感性の奥で惹かれるものを感じると、それがまず嫌悪感になるのかもしれません。三人とも、いったんその良さに惹かれ始めてからは、もう夢中ですから。
とはいえ、沢田研二さんや水谷豊さん、萩原健一さん、杉真理さん、佐野元春さんのように、初めから大好きだった人たちもいるので、そこに一定の方向性を見るのは到底不可能ですが。
まあ、節操のない感性なんですね。
長くなりましたので、田村さんについては明日も書きます。
(明日に続く)