「傷だらけの天使」の魅力と小松政夫さんの記憶

20210402 夜

 

傷だらけの天使」は、私の人生に最も影響したドラマの一つです。井上尭之さんによるオープニング・メロディーとショーケンの映像は、昭和の時代のチンピラ青年(本物のワルではない)のアイコンでもあり、今も心から離れません。

また、もともとの私のお目当てだった水谷豊氏の演技も、「アニキィ、アニキィ」とつきまとうあの声も含めて、全く魅了されました。

 

さて、今回は、小松政夫氏も出てくる一篇。私の最も愛する一篇です。

 

小松政夫さんは、子どものころ、伊東四朗さんとのコンビの印象が強いのですが、このドラマでは、水谷氏との組み合わせがすごくよかったです。

「ああ、小松政夫さんて、役者でもあったんだ」

そういう印象を持ちました。後になって、私のアイドルの一人でもある植木等氏の付き人だったと知って、さらに親近感がわきました。

昨年(一昨年?)、「のぼせもん」というドラマで、そのあたりの出来事が小松氏の視線から描かれていて、楽しかったです。もっとも、小松氏を志尊淳さんが演じているのはどうかと思いました。少し二枚目過ぎないかな、と(笑)。志尊さんも私は好きな俳優なのですが。

 

小松政夫さん。楽しい映像をたくさん遺してくれて、ありがとうございます。

ご冥福を祈り、これからも時々、「金庫破りに赤いバラを」を見返しますね。

 

松浦理英子論もよろしくお願いいたします。

 

 藤谷蓮次郎

 2021年4月2日。