ジュリーと井上大輔メロディ

20211101 夜

 

今日の私のアメブロは、「Jビート エッセイ987」の100本目、沢田研二さんのシングル曲「きめてやる今夜」を取りあげました。

 

この曲の発表当時はそのサックスが主役のゴキゲンなロックンロールぶりに惹かれていたのですが、正直に言えば、今はあまり惹かれていません。井上大輔さんのメロディと吉田建さんのアレンジが、あまりにかっちりしすぎているように感じるのです。

エッセイの本文でも触れているのですが、井上さんのメロディと言えば、昭和歌謡曲史の中でも「必殺の」と言いたくなるほどのポピュラリティ溢れる傑作があるにも関わらず、ジュリーの曲ではあまり奮っていません。これは、後のシングル「どん底」(井上大輔作曲)でも同じです。これは、一曲だけの起用となりましたが、「渡り鳥 はぐれ鳥」の作曲・新田一郎氏も同じで、優秀なミュージシャンであり、メロディ・メーカーであるのに、どうもジュリー・メロディーにははまらないのかもしれません。

あるいは、ホーンが中心の音色は、ジュリーのボーカルにそぐわないのかもしれないと思ったりしています。

もちろん、私の勝手な印象に過ぎませんが。

皆さんは、どう思われますか?

 

明日は、沢田研二さんが内田裕也さんに提供した、オリジナル版「きめてやる今夜」を取りあげます。

 

noteで、佐野元春論、尾崎豊論など、公開中です。

 

 藤谷蓮次郎

  2021年11月1日